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高岡政経懇話会2020年12月例会

withコロナ社会の見取り図 ウイルスとの共生の視点から

20201216_4社_1版_   山本太郎氏D_S02301220G10100

【日時】令和2年12月15日(火)正午~
【会場】ホテルニューオータニ高岡
【講師】山本 太郎 氏(長崎大学熱帯医学研究所教授)
【演題】withコロナ社会の見取り図 ウイルスとの共生の視点から
 高岡政経懇話会の12月例会が15日、高岡市のホテルニューオータニ高岡で開かれ、長崎大熱帯医学研究所教授の山本太郎氏が「withコロナ社会の見取り図 ウイルスとの共生の視点から」と題して講演した。

◇自然との関係見直して

 人に感染するコロナウイルスは7種類ある。新型コロナウイルスはその一つで、SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)に似て、重い症状を引き起こす場合がある。変異して感染力を増すため、根絶することは難しい。
 新型コロナに対し、私たちはどう向き合えばよいのだろうか。
 1918年に発生したスペイン風邪は、欧米からアフリカ、アジアへと感染を広げた。約2年半掛けて世界を3周して世界人口の25~30%が感染した。新型コロナの収束には、スペイン風邪と同じように一定の割合の人が感染し、集団免疫を持つことが必要になる。
 感染症が人間社会に定着する背景には、人間と野生動物の距離が縮まっていることがある。人間が自然の生態系に無秩序に進出したり、気候変動によって動物の生息域が変化したりすることで、動物が持っていたウイルスが人に感染するようになってきた。
 ウイルスは自分自身では生きることができず、宿主を必要とする。人間の体には膨大な数の常在細菌があり、健康を維持する働きがあることも分かってきた。ウイルスとの「共生」という概念を中心に置き、感染症対策を構築することが必要ではないだろうか。
 人間が自然の一部である限り、新たな感染症の出現がなくなることはない。ただ、感染症に対する免疫を持つことで社会が強くなることもある。新型コロナの出現は、私たちが自然との関わり合いを見直すきっかけにすべきなのかもしれない。

◇交代会員を紹介

 交代会員として石黒善隆射水市議会議長が紹介された。

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