にいかわ政経懇話会
にいかわ政経懇話会事務局: 北日本新聞社新川支社内
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次回例会のご案内

【日時】令和7年4月17日(木)正午~
【会場】ホテルアクア黒部
【演題】「結婚しない男、出ていく女~迫りくる『非婚社会』の危機と地方の未来~」
【講師】御田寺圭氏(文筆家)
◆プロフィール
会社員として働くかたわら、「テラケイ」「白饅頭」名義でインターネットを中心に、家族・労働・人間関係などをはじめとする広範な社会問題についての言論活動を行う。
著書に『矛盾社会序説 その「自由」が世界を縛る』(イースト・プレス)、『ただしさに殺されないために 声なき者への社会論』(大和書房)、『フォールン・ブリッジ 橋渡し不可能な分断社会を生きるために』(徳間書店)がある。「現代ビジネス」「プレジデントオンライン」などにも寄稿多数。
これまでの例会
【日時】令和7年3月26日(水)正午~
【会場】ホテルグランミラージュ
【講師】箕輪顕量氏(東京大学大学院社会系研究科教授)
【演題】心の拡張性を静める~釈尊の見いだした道~

お釈迦(しゃか)様が実際に話したことを伝えている可能性があるとされる経典には「足で蛇の頭を踏まないようにするのと同様に、よく気を付けてもろもろの欲望を回避する人は、この世で執着を乗り越える」と記されている。
そのような行為がもたらす結果として、私たちの心が持っている自動的な反応を抑制できるようになる。刺激を受けて心が勝手に起こしていく反応は「第2の矢」とされ、現代的な言葉にすると「心の拡張性」となる。心の自動的な反応を静めるのが「念処(ねんじょ)」と呼ばれる観察の力で、ある時代から「止」と「観」という二つの用語が登場する。お釈迦様の時代は「今の一瞬一瞬に注意を振り向けて十分に把握すること」だけだったのが、時代が下り、確実に注力するために「止」と「観」の二つに分かれたのだろう。現代的な言葉で説明すると、「止」は気付きの対象が一つに限定されて心の働きが静まっているタイプの観察の仕方、「観」は感覚機能が全て生きていて心の拡張性が抑制されていく観察の仕方となる。
今、仏教の瞑想は「マインドフルネス」として市民権を得つつある。次々と気付きの対象を変えていくことによって私たちの自動的な反応は静まるとされる。熟練者は「第2の矢」が起きないような状況に到達できるのだろうが、私たちはなかなかそこまで行けない。それでも大事なのは、悩みや苦しみが生じても、自分の心がつくり出した反応だと気付くようになることだ。さまざまな悩みや苦しみがあっても流せるようになる。これが安らぎの実現につながると考えている。
例会に先立って総会を開き、会長の蒲地北日本新聞社長があいさつ。2025年度の事業計画を承認し、役員改選で新たな副会長に武隈義一氏(黒部市長)、理事に石﨑大善氏(アイザック社長)と杉野岳氏(スギノマシン代表取締役副社長)を選任した。