北日本四政経懇話会

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にいかわ政経懇話会

にいかわ政経懇話会事務局: 北日本新聞社新川支社内
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次回例会のご案内

【日時】令和7年10月23日(木)正午
【会場】ホテルグランミラージュ
【演題】地鉄の一部廃線案で揺らぐ鉄道王国・富山~観光立県に再建不可欠
【講師】大塚圭一郎氏(共同通信社経済部次長・「鉄旅オブザイヤー」審査員) 
◆プロフィール
1973年東京都生まれ。東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒。97年社団法人共同通信社に入社、松山支局、本社経済部記者、ニューヨーク支局特派員、ワシントン支局次長などを経て2024年9月から現職。通算10年間住んだアメリカなどの経済情勢、運輸・旅行・観光分野を長く取材して執筆や講演を多く手がけている。鉄道を中心に47都道府県全てを訪問。海外旅行も豊富で、優れた鉄道旅行を選ぶ賞「鉄旅オブザイヤー」の審査員を2013年度から務めている。カナダの国営旅客鉄道VIA鉄道カナダの愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。Yahoo!ニュースや47NEWSなどに掲載の連載「汐留鉄道倶楽部」、交通ニュースサイト「乗りものニュース」、カナダ・バンクーバー拠点のニュースサイト「日加トゥデイ」の連載コラム「カナダ“乗り鉄”の旅」、旅行サイト「Risvel」の連載コラム「“鉄分”サプリの旅」などに執筆中。

これまでの例会

にいかわ政経懇話会9月例会

【日時】令和7年9月25日(木)正午
【会場】ホテルアクア黒部
【講師】増田剛氏(政治・外交ジャーナリスト 元NHK解説委員・ワシントン特派員)
【演題】変革期を迎えた日本政治・混迷する政局の行方

にいかわ政経懇話会は25日、黒部市のホテルアクア黒部で9月例会を開き、政治・外交ジャーナリストで元NHK解説委員・ワシントン特派員の増田剛氏が「変革期を迎えた日本政治・混迷する政局の行方」と題して講演した。10月4日の自民党総裁選について「今の流れが続けば小泉進次郎さんが1回目の投票で過半数を獲得する可能性がある」との見方を示した。
 総裁選は22日に告示され、昨年も出馬した5人が立候補した。前回、議員票を最も集めた小泉さんと最も党員票を獲得した高市早苗さんが軸になるとみられる。世論調査では国民人気で高市さんが少しリードし、自民支持層に限ると小泉さんがトップになっている。
 争点は国民の関心が高い物価高対策、野党との連携だ。日本記者クラブの討論会では各候補が物価高対策を一番にアピールした。5人が共通してガソリン税減税を挙げ、国民民主党が訴える所得税の「年収の壁」の引き上げについて前向きな考えを示した。
 消費税減税については5人とも慎重な姿勢だ。高市さんは「給付付き税額控除」の制度化など野党の掲げる減税政策に前向きな発言をしている。保守的なイメージが強いことで野党から警戒されることを気にしているのではと言われている。ただ、告示後の共同記者会見で和歌を詠み上げるなど保守的な姿勢をにじませており、作戦が混乱している印象を受ける。
 野党を政権に引き入れて安定した政治基盤を作りたい考えは各候補一致する。小泉さんは日本維新の会の吉村洋文代表と親密で、後ろ盾の菅義偉元首相も日本維新の会と太いパイプがある。小泉さんが首相になれば連立のパートナーになるだろうと言われている。
 小泉さんの党員の支持率が上がっており、高市さんが優勢とみられていた党員票でも1位になりそうな状況だ。議員票でも大きくリードしている。
 小泉さんは経験不足、高市さんは保守色の強さを理由に敬遠する議員の票が穏健な林芳正さんに流れる可能性がある。大本命が小泉さん、対抗はやや失速気味だが高市さん、ダークホースとして林さんが台頭している。
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