北日本四政経懇話会

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にいかわ政経懇話会

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次回例会のご案内

【日時】令和7年12月17日(水)正午
【会場】ホテルグランミラージュ
【演題】「めんどくさい人のかわし方、接し方」
【講師】立川談慶氏(落語家)
◆プロフィール
1965年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。88年㈱ワコールへ入社するも芸人の夢を諦めきれず90年吉本興業福岡1期生オーディションに合格し所属となる。91年㈱ワコールを退社、吉本興業も退所し立川談志に入門「立川ワコール」を名乗る。2000年二つ目に昇進、「立川談慶」に改名。05年真打に昇進する。趣味の筋トレは50歳を超える今、ベンチプレス100kg以上をあげる。著書に「ビジネスエリートがなぜか身につけている教養としての落語」(サンマーク出版2020年)、「花は咲けども噺せども」(PHP研究所2021年)他多数。

これまでの例会

にいかわ政経懇話会11月例会

【日時】令和7年11月27日(木)正午
【会場】ホテルアクア黒部
【講師】竹中功氏(謝罪マスター・元よしもとクリエイティブ・エージェンシー専務取締役)
【演題】「危機に強い組織~最近の事例からみる企業のリスクマネジメント」

にいかわ政経懇話会は27日、黒部市のホテルアクア黒部で11月例会を開き、元よしもとクリエイティブ・エージェンシー専務で「謝罪マスター」の竹中功氏が「危機に強い組織-最近の事例からみる企業のリスクマネジメント」と題して講演した。「平穏無事を祈るのであれば、視野360度の危機管理能力を身に付けなければならない」と訴えた。
 あらゆる被害者は、痛い、苦しい、悲しい、損をしたといった思いを抱き、心の針がマイナスに振れている。謝罪は心の針を元に戻すこと。「イカリ」を逆から読むと「リカイ」になる。被害者の「怒り」を「理解」に変えるのが、謝罪の持つ力だ。
 おわびの前にやるべきことは多い。まずは現状把握。被害者は加害者の心情や事情を知りたいのではない。正確に現状を把握していなければ、謝ることも再発防止もできない。
 スピーディーな対処も求められる。昔は相手がクールダウンするのを待ってから謝罪に行くべきだという時代だったが、今はすぐにインターネットに載ってしまう。家の住所、電話番号、家族のバイト先までが明らかになる時代だ。
 そして謝罪のゴールに向けたシナリオ作りがとても重要になる。謝罪を分解すれば「6W1H」になる。Who(誰が)、Whom(誰に)、What(何を)、Why(なぜ)、When(いつ)、Where(どこで)、How(どのように)-謝罪するのか、7項目全てが埋まっていなければ、正確な把握ができていないということ。全て書き込んで初めてシナリオ作りが始まる。シナリオができれば、みんなで確認し、稽古もする。
 何かが起こってからでは遅い。平穏な時にこそ準備しておくのが危機管理、リスクマネジメントだ。起こりうる具体的な危機を並べ、対処を決めておくこと。コミュニケーションを取りながら、リスクと付き合っていかなければならない。
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