北日本四政経懇話会

となみ政経懇話会6月例会

「参院選と、その後の政局を読む」

【日時】令和4年6月24日(金)正午~
【会場】TONAMI翔凜館
【講師】田﨑史郎氏(政治ジャーナリスト)
【演題】「参院選と、その後の政局を読む」
 となみ政経懇話会6月例会は24日、砺波市三島町のTONAMI翔凜館で開かれ、政治ジャーナリストの田﨑史郎氏が「参院選と、その後の政局を読む」と題して講演した。田﨑氏は参院選後の政治状勢について「自民党内は2年後の総裁選に向けて水面下で動いている。参院選後に『ポスト岸田』の駆け引きも出てくるだろう」との見通しを示した。

◇「ポスト岸田」駆け引き
 参院選は序盤だが、北日本新聞の記事にもあるように、自民、公明両党で改選124議席の過半数(63議席)を上回る勢いだ。自公政権が揺らぐことはないとみている。
 ロシアによるウクライナ侵攻で、日本の安全保障問題を真剣に考える時期にきている。2013年に策定した国家安全保障戦略は10年後の22年に見直すため、自民党内では、防衛費を国内総生産(GDP)比2%に増やす案も出ている。
 安全保障や円安、物価高に加え、少子化も頭が痛い問題だ。出産一時金の増額が検討されるなど、参院選後も岸田文雄首相には課題が山積している。
 党内に目を向けると、岸田首相は24年9月に任期を迎える。総裁任期は1期3年で3期まで。岸田首相は再選を目指すだろうが、次の総裁を狙っている人がいる。茂木敏充幹事長だ。
 茂木幹事長はとにかく頭がいい。資料を画像のように記憶する「フォトグラフィックメモリー」の持ち主だ。「永田町で一番仕事ができる人」だが、相手に同じ能力を求め「厳しい人」との評もつきまとう。
 ただ、政治は頭の良さだけではなく、人をどう動かせるかが重要だ。党内では自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会、94人)を率いる安倍晋三元首相の力が大きい。岸田首相が誕生した総裁選で高市早苗政調会長を派閥を挙げて応援した。
 次の総裁選も、安倍派の支援をどう受けるかが鍵を握る。岸田首相か、茂木幹事長か、それとも…。政治は「川の流れ」のようなものだ。同じ流れはなく、流れは常に変化している。予想と全く違った状況が起こりうるのが政治の世界。参院選が終われば「ポスト岸田」を含め、政局がにぎやかになるはずだ。

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