となみ政経懇話会
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となみ政経懇話会7月例会
「人を動かす世界最高の話し方」

【日時】令和5年7月27日(木)正午~
【会場】TONAMI翔凜館
【講師】岡本純子氏(コミュニケーション戦略研究家)
【演題】「人を動かす世界最高の話し方」
となみ政経懇話会7月例会は27日、砺波市三島町のTONAMI翔凜館で開かれ、コミュニケーション戦略研究家の岡本純子氏が「人を動かす世界最高の話し方」と題して講演した。相手の恐怖をあおるコミュニケーションはパワハラに当たるとし、「強権力ではなく共感力で人を動かすことがリーダーに求められる時代になった」と説明した。
◇「共感力」求められる時代に
コミュニケーション能力は大変重要なスキルだが、日本の学校で習うことはない。自分も以前は人前で話したり知らない人と会話したりするのは苦手だったが、コミュニケーションが学問として研究されている米国でトレーニングを積み、場数を踏むことで恥ずかしさを克服することができた。コミュニケーション能力は、どれだけでも何歳からでも高めることができる。
コミュニケーションには三つのルールがある。「相手が何を聞きたいか」「相手が何を感じるか」「どのように言うのか」が大切だ。自分が言いたいことではなく、相手にとって価値や関係、関心のあることを話すよう心掛けるべきだ。話の内容よりも「どう感じたか」が強く記憶に残る。相手の感情に訴えないコミュニケーションは非力だと言える。話し手がエネルギーを使わないと人は動かない。聞き手に思いを伝えようとする熱意や話すときの表情、態度も重要だ。
仕事とは全く関係のない雑談であっても人の気持ちをつなぎ、会社などの組織をつくっていく上では重要だと、いろいろな研究を通じて分かってきている。
人は自分の話を聞いてもらえると、いい気分になる。雑談をうまく進めるには、自分の言いたいことを言うのではなく、話を聞いてあげる気持ちになり、まずは質問を2回することがポイントだ。返ってきた答えにさらに問いかけをすることで、互いの共通点が見つかっていき、会話がつながる。「もし」「最も」という二つの言葉も会話を盛り上げるのに役立つ。
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