北日本四政経懇話会

となみ政経懇話会

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となみ政経懇話会12月奥様合同例会

夫婦のより良い関係づくり~男もつらいよ、女もつらいよ

【日時】平成30年12月13日(木)午後5時45分~
【会場】ロイヤルホテル富山砺波(砺波市安川字天皇330番地)
【講師】石蔵 文信氏(大阪大学招へい教授・医師)
【演題】夫婦のより良い関係づくり~男もつらいよ、女もつらいよ
■本音語り けんかも
 となみ政経懇話会の12月奥様合同例会が13日、砺波市安川のロイヤルホテル富山砺波で開かれ、大阪大招へい教授で医師の石蔵文信氏が「夫婦のより良い関係づくり~男もつらいよ、女もつらいよ」と題して講演した。「夫婦げんかも大切」とし、本音で語り合うコミュニケーションの重要性を呼び掛けた。

 夫や環境などのストレスによる更年期障害のような症状を「夫源病(ふげんびょう)」と名付けた時、妻側からは大絶賛を、夫側からはブーイングを受けた。60歳を過ぎて、再び愛情を取り戻そうとする男性は大間違い。「愛」より「情」を育むことが大切だ。同居期間20年以上の離婚率は年々上昇し、近年は17・6%になっている。およそ5組に1組だ。
 熟年離婚の理由は男からすれば、小さなことの積み重ね。男尊女卑や家政婦扱いなど、妻を部下のように扱うのも良くない。「上から目線」に気を付けてほしい。「おい」や「お前」ではなく、名前で呼ぶのが良い。老後に夫と暮らす女性は死亡率が2倍になり、妻といる男性は半分になるという調査結果がある。夫は妻に依存している。夫は家事を覚え、自立すべきだ。
 夫婦げんかが長寿につながるという調査結果もある。けんかが少ないということは、我慢をしているということだ。けんかをすることで互いに考えていることが分かるし、ストレス解消にもなる。けんかは大いにした方が良い。
 妻の不満は夫が話を聞いてくれないこと。夫はアドバイスをする必要はなく、聞いているという演技が大事だ。また「ありがとう」「ごめんなさい」「愛してる」は絶対に言ってほしい。妻の心はいつまでも乙女だ。ささいな変化に反応するためにも、常に妻に注目することも必要だ。
 記念日には花を贈ってほしい。待ち合わせて「おめでとう」と伝える。そうすることで健康的で、より良い生活を送れると思う。

■新入会員を紹介
 例会では、新入会員として水上幸俊ミズカミ代表取締役が紹介された。

■会員ら親睦深める 懇親会
 講演会後には懇親会が開かれ、北日本新聞社の㔟藤取締役高岡支社長があいさつし、となみ政経懇話会理事の北村憲三砺波商工会議所会頭の発声で乾杯した。南砺市商工会副会長の岩崎弥一アルカスコーポレーション社長が中締めのあいさつをした。
 ソプラノ歌手の金川睦美さん(射水市)とピアニストの竹内佳代さん(富山市)の声楽ステージもあった。

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