となみ政経懇話会
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となみ政経懇話会4月例会
「マネジメントはメジャーリーグに学べー勝つための組織と人の活かし方」

【日時】令和7年4月11日(金)正午~
【会場】TONAMI翔凜館
【講師】タック川本氏(国際ビジネス&スポーツアナリスト)
【演題】「マネジメントはメジャーリーグに学べー勝つための組織と人の活かし方」
となみ政経懇話会4月例会は11日、砺波市三島町のTONAMI翔凜館で開かれ、国際ビジネス&スポーツアナリストのタック川本氏が「マネジメントはメジャーリーグに学べ-勝つための組織と人の活かし方」と題して講演した。メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスで国際編成に携わり、2002年のワールドチャンピオン獲得に貢献した。指にはめたワールドチャンピオンリングを披露し、人間力を磨く大切さを伝え「諦めない自分がいる限り人生にコールド負けはない」と語った。
米国ではメジャーリーグが高く評価され「経営戦略はメジャーリーグに学べ。教育はメジャーリーグに学べ」と言われている。球団ビジネスは、スタジアムに一歩足を踏み入れた時からドキドキわくわくしながら本物のプレーを見てもらう感動ビジネスだ。
米国のメジャーリーガーを目指す選手に野球をするための道具を尋ねると、1番目のバット、2番目のボールは日本の大学の野球部員と一緒の答えになる。3番目が違う。米国では人間という答えが返ってくる。人間力がない選手は野球をする資格がないと言われ、選手たちは社会の模範とならなければならない。将来、一流選手になってお金を稼いだら、地球や国、地元フランチャイズのために何をするのか、絶えず社会性が求められる。
球団にはドラフトで多くの選手が入団し、メジャー昇格を目指すが95%の選手はメジャーリーガーになることはできない。アマチュア時代にどんな良い成績を残そうがプロになったらゼロからのスタートだ。過去と他人は変えることはできないが未来と自分はいつでも変えられる。「うまくいかない理由が自分にあるのではないか」に気づき、どうすればいいかを考える選手が上に行くことができる。
エンゼルス球団の座右の銘がある。第35代米大統領のジョン・F・ケネディさんの言葉だ。「物をなくせば小さいものを失う。信用をなくせば大きなものを失う。勇気をなくせば全てを失う」。勇気、熱意、情熱はつながっていく。たった一度の人生でも2倍にも3倍にもして楽しむことはできる。人生にコールドゲームはない。
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