北日本四政経懇話会

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北日本政経懇話会 総会・3月例会

岸田政権と日本経済

【日時】令和4年3月15日(火)正午~
【会場】ANAクラウンプラザホテル富山
【講師】竹中 平蔵氏(慶應義塾大学名誉教授)
【演題】岸田政権と日本経済
 北日本政経懇話会の総会と3月例会は15日、富山市のANAクラウンプラザホテル富山であり、慶応大名誉教授の竹中平蔵氏が「岸田政権と日本経済」と題し講演した。ロシアのウクライナ侵攻の影響について「エネルギー価格が高騰し、世界的にインフレになるだろう」と指摘。岸田文雄首相の政権運営にも言及し「人事のうまさが堅調な支持率につながっている」と分析した。
 今回のロシアによるウクライナ侵攻は「エネルギー戦争」と言える。ロシアは天然ガスや石油の輸出量が多く、経済制裁によってエネルギー価格が高騰し、インフレになることが予想される。電気代が上がり、家計や製造業に負担がかかるなど、日本も巻き込まれると覚悟しなければならない。
 ウクライナ情勢で重要な鍵を握るのは、中国の存在。もともと米中対立があり、ロシアの味方をすれば世界は二分する。ただ、ロシアが各国から厳しい制裁を受けている現状をみて、どう対応すればいいのか困っているというのが本音だろう。
 「新しい資本主義」を掲げる岸田首相に期待するのが、「デジタル田園都市国家構想」の実現だ。デジタル化によって地方を活性化させる取り組みで、その波に誰一人取り残さないことが大切になる。タブレット端末などを使い慣れていない高齢者らのために、交番や郵便局をサポート拠点として活用していくことも有効だろう。
 首相を見ていると人事のうまさに感心する。閣僚人事などで安倍晋三氏や麻生太郎氏の影響力を排除している。首相官邸の官僚人事でも、事務次官経験者を4人そろえ、省庁ににらみが利く体制を構築している。ただ、首相として何としても実現したい政策など目標が見えない。新型コロナウイルスやウクライナ情勢などの問題もあり、今後の政権運営はたやすくないだろう。

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