北日本四政経懇話会

となみ政経懇話会

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となみ政経懇話会3月例会

韓国次期大統領の対日、対北政策 ~どうなる日韓・南北関係~

【日時】令和4年3月18日(金)午後4時~
【会場】TONAMI翔凜館
【講師】辺 真一氏(「コリア・レポート」編集長・ジャーナリスト)
【演題】韓国次期大統領の対日、対北政策 ~どうなる日韓・南北関係~
 となみ政経懇話会は18日、砺波市三島町のTONAMI翔凜館で総会と3月例会を開き、コリア・レポート編集長の辺真一(ピョンジンイル)氏が「韓国次期大統領の対日、対北政策~どうなる日韓・南北関係~」と題して講演した。尹錫悦(ユンソンニョル)政権の誕生によって日韓関係の正常化が期待できると言い「早ければ5月に来日が実現するのではないか」と述べた。
 9日に投票が行われた韓国大統領選で、保守系最大野党「国民の力」の尹氏が勝利した。保守政権は5年ぶりで、日韓関係の改善が期待される。
 尹氏は今回、革新系与党「共に民主党」の李在明(イジェミョン)氏との大接戦を制した。得票率は尹氏が48・5%、李氏が47・8%と0・7㌽差で、史上最も僅差だった。いかに激戦だったか分かる。
 選挙で圧勝することで、国民に選ばれた大統領として政権を運営できる。尹氏の得票率は50%を切り、国民の半分が支持しなかった。5月10日の就任を前にして、大きな重荷を背負うことになったと感じる。
 日本は、選挙で激しくやり合っても「終わったらノーサイド」とされる。韓国では、勝った候補からそのような声を聞くことはない。これから第2の対決のゴングが鳴ることになるだろう。
 尹氏は「大統領になったらまずアメリカ、次に日本と首脳会談する」とはっきり言った。来日が実現すれば、2019年6月の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)以来、3年ぶりとなる。関係の正常化に向け、日本政府は尹政権の間に上手に韓国と向き合い、突破口を探ってほしい。
 一方で、南北関係に対しては強硬な姿勢をみせている。日本国民の生命と財産を守るためには、米国と北朝鮮との争いを放置してはならない。日本はまず、両国の緊張緩和に努めてほしい。

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