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にいかわ政経懇話会6月例会

富山湾から考えるサステナブルシーフードの未来

【日時】令和4年6月23日(木)正午~
【会場】ホテルアクア黒部
【講師】佐々木 ひろこ氏(フードジャーナリスト)
【演題】富山湾から考えるサステナブルシーフードの未来
 にいかわ政経懇話会は23日、黒部市のホテルアクア黒部で6月例会を開き、一般社団法人Chefs for the Blue代表理事でフードジャーナリストの佐々木ひろこ氏が「富山湾から考えるサステナブルシーフードの未来」と題し講演した。魚食文化を持つ日本で漁獲量が減少している現状を挙げ、「豊かな海を取り戻すため、生産者から消費者までが一緒に動かなければならない」と訴えた。

◇豊かな海 取り戻そう
 日本の排他的経済水域面積は世界6位、海の体積は4位。寒暖4本の海流や山からミネラルを運ぶ急流のおかげで、浅瀬から深海まで多種多様な3700種が住み、400種を食している。魚介類は日本の資産でさまざまな食文化が生まれてきた。これは富山に置き換えても言えることだ。
 約20年のジャーナリスト活動で、日本の海が危機的状況にあることを知った。総漁獲量は1984年の1282万㌧から2019年は416万㌧に激減。魚介類の国内自給率は57%で、スーパーではサバやタコ、ホッケなど多くの魚種が海外産に切り替わっている。いくつもの要因があるが、海の再生産能力を超えた過剰漁獲が一番の課題。18年に70年ぶりに改正された漁業法では、資源を調査・評価し、漁獲可能量に見合った漁業システムが導入される。担い手減少と高齢化が進む漁業を稼げる仕事に変え、消費者も「安くて新鮮が当たり前」との思い込みを改める必要がある。
 17年に都内のトップシェフ約30人と法人を立ち上げ、水産資源と魚食文化を守る啓発活動を始めた。セミナーや商品開発などを展開するほか、3年前には射水市や魚津市の漁業関係者と意見交換した。食の恵みを与えてくれる自然は今、悲鳴を上げている。魚食文化と地域の未来をこの先につなげるため、生産者や加工業者、流通、小売、レストラン、消費者ができることを共に考えていこう。

 例会では新規会員として、村椿義浩村宗社長が紹介された。

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