北日本四政経懇話会

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となみ政経懇話会2019年9月例会

大相撲と行司の世界

木村庄之助氏 掲載写真

【日時】2019年9月20日(金)正午~
【会場】ロイヤルホテル富山砺波(砺波市安川字天皇330番地)
【講師】第36代木村 庄之助氏(元大相撲立行司)
【演題】大相撲と行司の世界
■朝乃山の横綱昇進期待

 となみ政経懇話会の9月例会は20日、砺波市安川のロイヤルホテル富山砺波で開かれ、元大相撲立行司の第三十六代木村庄之助氏が「大相撲と行司の世界」と題して講演した。富山市呉羽町出身の朝乃山(25)について、「大関に昇進し、富山県出身として3人目の横綱になってほしい」と述べた。

 朝乃山は今場所で2連敗があったものの、完全な負けという取組ではなかった。将来期待のホープであり、今後の相撲界のためにも、まず大関になってほしい。
 行司は数多くの仕事をこなす。場内放送で力士やスポンサーを紹介し、取組の決まり手もすぐ発表しなければならない。アナウンスで一番大事なのはアクセントで、なまりがないことだ。巡業の宿舎や電車、バスの手配も行司の仕事。力士は大型観光バスでも30人ぐらいしか乗れない。補助席を使って何回も壊したのでバス会社には嫌がられた。
 番付表の名前は力士の階級によって文字の太さが違う。7本の筆を使って「相撲字」を書く。一番小さい「虫めがね」と呼ばれる字は1㍉しかない。相撲字は、客が隙間なく入るようにとの意味が込められている。書き方に決まりはなく、詰めて書けるので、失敗したらなぞって二度書きもできる。字のうまさは大事だが、番付の上がり下がりといった秘密を先に知るので口の堅さも必要だ。
 行司にも階級があり、装束などで見分けられる。一番格下ははだしで、軍配はデザインのない白木だ。十両格になれば足袋(たび)で土俵に上がれ、軍配も自分の好きな装飾にできる。三役級の行司になると、草履(ぞうり)を履いて印籠(ろう)を付けられる。立行司は脇差しも差せる。行司は常に動いている方が、差し違えや、けがをしにくい。力士がぶつかりそうになった時、どう逃げるか常に考えている。自分は審判員の後ろと決めていた。そんなことも知って見てもらえば、おもしろいと思う。

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