北日本四政経懇話会

となみ政経懇話会

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となみ政経懇話会5月例会

コロナ禍からのRe Start! インバウンド集客で賑わう街づくり

【日時】令和6年5月17日(金) 正午
【会場】TONAMI翔凛館
【講師】牧香代子 氏(インバウンド対策アドバイザー、リンクコーポレーション会長)
【演題】コロナ禍からのRe Start! インバウンド集客で賑わう街づくり
 となみ政経懇話会5月例会は日、砺波市三島町のTONAMI翔凜館で開かれ、インバウンド対策アドバイザーでリンクコーポレーション会長の牧香代子氏が「コロナ禍からのReStart! インバウンド集客で賑(にぎ)わう街づくり」と題して講演した。訪日外国人観光客増加を見越し、大阪で街づくりに携わった経験を基に「今こそ富山でもインバウンド受け入れ準備をする時」と呼びかけた。
 日本を訪れる外国人観光客は2011年の621万人から増加傾向にある。コロナ禍で激減したものの、かなり回復してきており、年には政府の目標の6千万人を達成するだろう。
 大阪の外国人観光客は年に170万人しかおらず、京都や奈良、東京などへの通過点だった。それが今は1141万人で、外国人が日本で訪れたい街の1位となっている。「食べ歩き」「買い物」に絞った誘客PRがうまくいっている。黒門市場など外国人が観光で集まる商店街は、アジアで親しみのある屋台形式にシフトチェンジしている。
 街づくりに必要なのは企業、組織、地域の連携だ。これがなければ、どの街でも成功しない。大阪でさまざまな形のコラボレーションが成功したのは、コロナ禍を協力して乗り越えようという気持ちやインバウンドという新しい接着剤が生まれたからだ。
 富山には観光地、ご当地グルメが多く、北陸新幹線の敦賀延伸によってアクセスも向上した。最高の条件がそろっている。
 インバウンドの増加を契機に日本人の国内旅行も増えていくと予想している。大都市の大阪だから誘客に成功したと思ってほしくない。大阪でも苦労した。
 焦らず、チームワークよく、大好きな街になるよう取り組んでほしい。富山ブランドが世界に広まることを願っている。

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