北日本四政経懇話会

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高岡政経懇話会2020年総会 3月例会

祝祭がやってくる ~今、東京五輪・パラリンピックの周辺でおきていること

【日時】令和2年3月18日(水)総会:16時20分~ 例会:16時40分~
【会場】ホテルニューオータニ高岡
【講師】佐野 慎輔 氏(笹川スポーツ財団理事・上席特別研究員)
【演題】祝祭がやってくる ~今、東京五輪・パラリンピックの周辺でおきていること
 高岡政経懇話会の総会と3月例会は18日、高岡市のホテルニューオータニ高岡で開かれ、笹川スポーツ財団理事・上席特別研究員の佐野慎輔氏(高岡市出身)が「祝祭がやってくる~今、東京五輪・パラリンピックの周辺でおきていること」と題して講演した。新型コロナウイルスの影響で実施が危ぶまれる中、大会はスポーツの意義を広く発信し、共生社会の実現を促す機会になると強調し、「大会の成功を期待したい」と述べた。

◇新型コロナ 影落とす

 東京五輪・パラリンピックが開催されるのだろうか。日本はもちろん世界中で大きな注目が集まる。
 新型コロナウイルスの感染拡大が、大会開催に影を落とす。世界保健機関がパンデミック(世界的大流行)を表明し、相次いで世界大会が延期・中止となり、五輪・パラリンピックの37競技が予選を実施できていない状況にある。延期・中止論が飛び交う中、5月には各国の参加エントリーの締め切りの時期となり、国際オリンピック委員会は急いで決断しなければならない。
 夏季五輪はこれまで3度が戦争の影響で中止となったが、感染症ではいまだかつてない。延期になれば、4年に1度という古代から続く五輪の原則を崩してしまう。選手選考や運営面のほか、経済損失などリスクはかなり大きいと言える。大会を控えさまざまな問題はあるが、とにかく開催を期待して純粋にアスリートを応援しよう。五輪は青少年の育成、平和を希求する運動だ。日本の舞台で選手たちが躍動する姿を見て、子どもたちの憧れの対象になることがスポーツの価値を大きく高める。
 これまで注目度が低かったパラスポーツにも大きなスポットが当たる。パラリンピックの浸透は「共生社会」の実現につながり、未来への大きな指針になる。
 富山からも多くの選手が大会に出場する可能性がある。高岡市はポーランドのレスリング代表のホストタウンであり、地域全体で大会を盛り上げていきたい。開催国として大会の行方、そして成功を見守りたい。

◇新入会員を紹介
 
 例会に先立って総会が開かれ、会長の忠田憲美北日本新聞社会長があいさつした。役員改選があり、副会長だった川村人志三協立山相談役が顧問、理事だった塩谷雄一塩谷建設会長が副会長に就任。新たに菅野克志高岡ガス社長・末広開発社長が理事に就いた。
 例会では新入会員として車英里クルマ商事取締役総務経理部長、島幸美北陸ハウステック代表取締役、藤田益一平和合金社長、二口真ヤヨイ化学工業社長、松井信之北陸防水社主、松村泰隆北陸ドラム工業社長が紹介された。

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