
にいかわ政経懇話会4月例会
「地域×スポーツ×企業 ~新川から富山のスポーツを活性化する」

【日時】令和8年4月21日(火)正午
【会場】ホテルアクア黒部
【講師】佐野慎輔氏(笹川スポーツ財団参与・上席特別研究員)
【演題】「地域×スポーツ×企業 ~新川から富山のスポーツを活性化する」
にいかわ政経懇話会は21日、黒部市のホテルアクア黒部で4月例会があり、笹川スポーツ財団参与・上席特別研究員の佐野慎輔氏(高岡市出身)が「地域×スポーツ×企業-新川から富山のスポーツを活性化する」と題して講演した。「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは全ての人々の権利」と述べ、スポーツをビジネスとして捉える視点の重要性を訴えた。
スポーツ基本法が2025年、14年ぶりに改正された。豊かな生活を営んで楽しい気持ちになるウェルビーイングという考え方が根底にあり、スポーツの最も大きな役割と言っていい。
スポーツは人と街を変える。スポーツを通じたイベントやツーリズムはもちろん、新たな関連産業や雇用創出の効果がある。スポーツ庁が進めている方策が、そういう力を集める拠点としてのスタジアム・アリーナ構想だ。
スタジアムやアリーナが収益源となり、利用を通じて地域のシンボルになる。その典型が北海道ボールパークFビレッジであり、長崎スタジアムシティやエディオンピースウイング広島だ。県内では富山市総合体育館を改修してできる「YKK AP ARENA(アリーナ)」が10月にオープンする。富山県にこのような施設はなかったので期待は大きい。
新川地域がすごいと思うのは、富山のいろんなスポーツがここから出ていることだ。カターレ富山はYKK APと北陸電力のサッカー部によって誕生した。KUROBEアクアフェアリーズ富山も富山グラウジーズもYKKが非常に大きな支援をしている。
必要なのはスポーツをビジネスとして捉える視点。民間の知恵をどう生かすかだ。スポーツを単に教育の枠にとどめるのではなく、スポーツによってお金を生み出し、循環していく仕組みづくりが必要だ。
スポーツ界も変わらなければいけない。スポーツ界は支援してもらうことが当たり前になっているが、投資の対象になるからこそお金が動くという社会的影響力への気づきが大切。コンテンツの価値やブランド力を高め、町づくりの中核を担うという意識で、スポーツ界も動いていかなければならない。
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