北日本四政経懇話会

となみ政経懇話会

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となみ政経懇話会10月例会

「コミュニケーションは『見た目』が9割 ~言語と非言語の使い方~」

【日時】令和3年10月8日(金)午前11時~
【会場】ロイヤルホテル富山砺波
【講師】唐澤 理恵氏(株式会社パーソナルデザイン代表取締役)
【演題】「コミュニケーションは『見た目』が9割 ~言語と非言語の使い方~」
 となみ政経懇話会10月例会は8日、砺波市安川のロイヤルホテル富山砺波で開いた。パーソナルデザイン代表取締役の唐澤理恵氏が「コミュニケーションは『見た目』が9割~言語と非言語の使い方」と題して講演し「第一印象は7秒で決まる。内面はもちろん、表情や髪型、服装などの外見を磨くことは、相手との意思疎通に欠かせない」と述べた。
 「男は黙って中身で勝負」「ぼろは着てても心は錦」と思い込んでいる人はいないか。中身はもちろん大切だが、見た目もコミュニケーションに大きく関係する。
 アメリカの心理学者であるメラビアンの法則を紹介したい。人が相手に与える印象は、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報はわずか7%だった。話す内容よりも、顔や声などの非言語情報が印象の93%を決める。
 第一印象は7秒で決まるとされ、女性の場合はもっと早くて2秒。好きか嫌いか、敵か味方か、動物的な直感で判断する。どこで判断するかは、顔、ヘアスタイル、服装が各30%、靴などが10%と続く。女性の社会進出が増えることを考えれば、男性はもっと外見に関心を持ってほしい。
 外見や内面、置かれた環境を知り、表現したい自分をどう「見せる」かが重要になる。駄目なのは言語と非言語の不一致。だらしない服装で部下に「しっかりしろ」では、人はついてこない。逆に言語と非言語を一致させれば、意思疎通はうまくいく。
 コミュニケーションを磨くポイントは、一日に3回は鏡を見て、コンプレックスを隠さない。相手との違いを面白がり、想像力を磨く。例えば「最近の若い者は…」と批判するだけでなく、「こんな考え方をするんだ。面白いな」と思えるかどうか。他人を変えることは難しい。自分の外見や考え方を変える努力はできるはずだ。

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