北日本四政経懇話会

となみ政経懇話会

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となみ政経懇話会9月例会

「皇位継承の今後と皇族の在り方」

【日時】令和8年9月18日(金)正午
【会場】和風会館ふかまつ
【講師】河西秀哉氏(名古屋大学大学院人文学研究科教授)
【演題】「皇位継承の今後と皇族の在り方」
 となみ政経懇話会9月例会は18日、砺波市の和風会館ふかまつで開かれた。名古屋大大学院の河西秀哉教授(歴史学)が、改正皇室典範が10月に施行されるのを前に「皇位継承の今後と皇族の在り方」をテーマに講演。旧11宮家の男系男子を養子に迎える制度を創設し、養子の子が男性なら皇位継承権を付与したことや、女性・女系天皇を容認しなかったことについて「国民的合意が得られるか」と懸念を示した。
 皇位は天皇の血筋を父方から受け継いでいる男系の男子しかなれないとしている皇室典範の改正議論は、皇室に長く男子が誕生していない危機感から2005年に始まった。秋篠宮さまの長男悠仁さまが翌06年に誕生し、議論は立ち消えになったが、上皇さまが16年に退位の意向を示された際に安定的な皇位継承の問題が浮上した。背景には被災地への見舞いなど平成以降の公務が増える一方、皇族女子が結婚した場合は皇族を離れなければならず、公務の担い手不足が深刻化していたことがある。
 国会議論で、衆参両院の正副議長が取りまとめた皇族確保策の「立法府の総意」は、女性皇族が婚姻後も皇室に残る案と、旧11宮家の男系男子の子孫を養子に迎える案だった。与党と野党で折り合いが付かず、皇位継承策は先送りした玉虫色の結論となった。しかし政府案は、女性皇族の配偶者と子どもは一般人とした一方、旧宮家の養子の子が男性ならば皇位継承資格を与えるという内容となった。
 今回の改正では、多くの国民が幼い頃から成長を見守り、人気のある天皇家の長女愛子さまが結婚して男の子を生んでも、その子は天皇になれない。私たちがこれまで見たこともない旧宮家の養子の子が男性だったら、天皇になれる。男系男子の皇位継承を堅持するということであり、このことを分かっていない人が一定数いる。今後は、養子になる人がいるのかどうかや、本当に現れた時に国民が受け入れられるのかなどの問題があり、象徴天皇制全体に波及する可能性をはらんでいる。

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