北日本四政経懇話会

となみ政経懇話会4月例会

地域資源を生かして未来を創る

【日時】令和4年4月8日(金)正午~
【会場】TONAMI翔凜館
【講師】田中里沙氏(宣伝会議取締役 メディア・情報統括、事業構想大学院大学 学長)
【演題】地域資源を生かして未来を創る
 となみ政経懇話会4月例会は8日、砺波市三島町のTONAMI翔凜館で開かれ、宣伝会議取締役メディア・情報統括で事業構想大学院大学長の田中里沙氏が「地域資源を生かして未来を創る」と題して講演した。田中氏は、自治体などが地域活性化の事業を成功させるには「その土地の隠れた魅力を発掘できるかが重要になる」と述べた。

 企業経営について考える際、「ゼロから1をつくる」といった言い方をよくする。だが、本当にゼロということはない。どの企業にも顕在化していない資源や魅力が必ずある。きらりと光る資源を発見できるかが大切だ。
 地域活性化やまちづくりにおいても同じことが言える。「自分が住む地域には魅力がない」と言う人がいるが、そんなことはない。外から来た人と話すことで、自分には見えない地域資源に気付くことができる。
 都市部の市民ランナーが自然豊かな地方でランニングを楽しむ「ランナーズ・ヴィレッジ」という観光商品が長野県や山口県で提供されている。地元の人にとっては見慣れた景色も、都会で暮らす人にとっては新鮮に映る。地域資源を生かした事業の好事例だ。
 もうひとつ大事なのがクリエーティビティーだ。「創造性」と訳されることが多いが、周囲の共感を集め、人を引きつける力でもある。富山にはクリエーティブな気風があると感じる。
 先日亡くなられた藤子不二雄Aさんや人気ユーチューバー、はじめしゃちょーさんが代表的な存在だ。独創的なユーモアや発想で周りの人を巻き込んでいく力は、地域活性化やにぎわいづくりに必要な要素だ。
 新型コロナウイルス下で東京一極集中の見直しやデジタルトランスフォーメーションの推進など社会を取り巻く環境は大きく変わっている。先行きが見通しにくい時代だ。しかし、富山にしかない強みを見つけることができれば、未来は明るく、面白いものになる。

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