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となみ政経懇話会3月例会

最新の国際情勢と日本外交の課題~米中関係の行方を踏まえて~

【日時】3月19日(金) 総会16時30分~、例会16時50分~
【会場】TONAMI翔凛館
【講師】薮中三十二氏(立命館大学客員教授・元外務事務次官)
【演題】最新の国際情勢と日本外交の課題~米中関係の行方を踏まえて~
 となみ政経懇話会は19日、総会と3月例会を砺波市三島町のTONAMI翔凜館で開き、立命館大客員教授で元外務事務次官の薮中三十二(みとじ)氏が「最新の国際情勢と日本外交の課題」と題して講演した。「日本は平和をつくる外交力が必要。中国が国際ルールを守る国となるよう米国と協力して取り組まなければならない」と語った。

 米国はバイデン政権になったが、先頭に立って国際協調路線を取るかは別問題だ。バイデン大統領は就任以来、中国が一番の「懸念国」と言っている。対中の同盟強化を欧州に呼び掛けて否定的な反応だったことから、インド太平洋で日米豪印4カ国による「クアッド」の枠組みを重視し、首脳レベルで会合を行ったのは、すごく意味があった。強いメッセージが中国に送られた。
 今の中国は大国意識が膨張し、戦う外交だ。今、米アラスカ州で米中外交トップが会談しており、非難し合う様子がテレビ中継される異例の状況だが、米国が中国と妥協することはない。中国にとって戦争はコストが大きすぎるためしないが唯一、台湾独立問題はどんなコストでも払うだろう。
 日本にとって安全保障の一番の問題は尖閣諸島だ。中国が尖閣以外の日本の領土を狙ってくることはない。大事なのは、中国が国際秩序を守るよう仕向けていくことだ。封じ込めるとか、やっつけるとかではなく、したたかな外交をすべきだ。クアッド、菅首相の訪米、尖閣問題などを通じて中国との関係をマネジメントする好機だろう。日米関係を堅持しながら、中国との共生も図らなければならない。日本の総合力は平和をつくる。この地域を平和にするため、日本は重要な役を担っている。

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