北日本四政経懇話会

となみ政経懇話会

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となみ政経懇話会4月例会

「衆院選後の日本政治の行方」

【日時】令和8年4月17日(金) 正午
【会場】和風会館ふかまつ
【講師】倉本義孝 氏(共同通信社政治部長)
【演題】「衆院選後の日本政治の行方」
となみ政経懇話会4月例会は17日、砺波市の和風会館ふかまつで開かれ、共同通信社政治部長の倉本義孝氏が「衆院選後の日本政治の行方」をテーマに高市政権の課題や懸案を説明した。2月の衆院選で自民党は大勝したものの、参院では依然として少数与党のままで難しい政権運営を強いられる。2028年の参院選に向け、来春の統一地方選が焦点になるとの見方を示した。
 高市早苗首相は保守・タカ派色の強い政治家だ。松下政経塾出身で、経済と安全保障の両面で政策を推進していくのが特徴だ。
 衆院選で自民党は3分の2の議席を取った。連立政権を組む日本維新の会と合わせると4分の3を占め、国会も様変わりした。予算審議は2001年以降、最も短かった。ただ、参院では少数与党の影響で、首相がこだわった予算の年度内成立は果たせなかった。
 今後は、国家情報会議の創設や刑事訴訟法改正などの重要法案が控える。与党側は参院では野党との連携を考えなければならないが、国民民主党との関係も悪化しており、野党側の議員一人一人に声をかけて賛成してもらう状況が続く。野党側も参院では主導権を握るが、衆院では協力し合わないと内閣不信任案提出ができず、苦しい。
 首相は12日の自民党大会で「時は来た」と憲法改正に意欲を示した。国会発議には衆参両院で3分の2以上の賛成が必要だ。衆院と異なり、参院は議論がなかなか進まないだろう。
 飲食料品の消費税率を2年間限定でゼロとする方針を掲げる。約10兆円の税収減となるが代替財源を示しておらず、地方への影響も大きい。夏までに社会保障国民会議で中間取りまとめが行われる。結論が注目される。
 議員定数削減問題では、衆院比例で45議席を削減する案を検討している。比例は有権者の多様な民意を反映する制度とされる。中小の政党に影響が大きく、野党側が反発している。今年は昨年の国勢調査を踏まえ、衆院選挙区画定審議会(区割り審)の作業も始まり、選挙制度改革が本格化する重要な年になる。
 首相は地方選の結果が28年の参院選に影響すると危機感を募らせている。今年に入り、石川県知事選や東京都清瀬市長選などで自民党が敗れるケースが散見される。必ずしも高市人気が下がったとは言えないが、現時点で大型の国政選挙が予定されていない中、来年の統一地方選は注目される選挙になる。

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