北日本四政経懇話会

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高岡政経懇話会

高岡政経懇話会: 北日本新聞社西部本社内
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次回例会のご案内

【日時】令和7年5月23日(金)正午
【会場】ホテルニューオータニ高岡
【演題】「トランプ政権の政策と日本の戦略」
【講師】渡部 恒雄氏(笹川平和財団 安全保障研究グループ上席フェロー)
◆プロフィール
 1963年福島県に生まれる。1988年、東北大学歯学部卒業、歯科医師となるが、社会科学への情熱を捨てきれず米国留学。1995年ニューヨークのニュースクール大学で政治学修士課程修了。同年、ワシントンDCのCSIS(戦略国際問題研究所)に入所。客員研究員、研究員、主任研究員を経て2003年3月より上級研究員として、日本の政党政治、外交安保政策、日米関係およびアジアの安全保障を研究。2005年4月に日本に帰国。以来CSISでは非常勤研究員を務める。三井物産戦略研究所主任研究員を経て、2009年4月から2016年8月まで東京財団政策研究ディレクター兼上席研究員。10月に笹川平和財団に特任研究員として移籍。2017年10月より上席研究員となり、2024年4月より現職。外交・安全保障政策、日米関係、米国の政策分析に携わる。
 2007年から2010年まで報道番組「サンデープロジェクト」(テレビ朝日系)のコメンテーターを務め、現在、「激論!クロスファイア」(BS朝日)、「深層ニュース」(BS日テレ)、「日経ニュースプラス9」(BSテレ東)、「報道1930」(BS-TBS)、「プライムニュース」(BSフジ)などで国際問題を解説。2010年5月から2011年3月まで外務省発行誌「外交」の編集委員を務め、現在、防衛省の防衛施設中央審議会委員。

これまでの例会

高岡政経懇話会4月例会・総会

【日時】令和7年4月22日(火)正午
【会場】ホテルニューオータニ高岡
【講師】斎藤義雄氏(気象予報士、防災士)
【演題】「異常気象・災害に対する日常生活と備え」
 高岡政経懇話会の4月例会は22日、高岡市のホテルニューオータニ高岡であり、気象予報士で防災士の斎藤義雄氏が「異常気象・災害に対する日常生活と備え」と題して講演した。今夏の北陸地方は厳しい暑さに見舞われるとの見通しを示し、「猛暑に備えてほしい」と述べた。大雨などによる災害時の対応策についても説明した。


 結論から言うと今夏は暑い。北陸地方で気温が平年より高くなる確率は70%となっている。雨量は平年並みかやや多いとみている。
 真夏に車を運転する際はドアを全て開け、熱い空気を外に逃してから乗るといい。具体的にはエンジンをかけてエアコンを最大にして、全てのドアを開放して1、2分待つ。日本自動車連盟(JAF)の実験では、助手席の窓を開け、運転席のドアを5回開閉しただけで、1分以内に車内温度が7・5度下がった。
 近年は大雨が非常に増えている。過去年間の大雨の回数をみると、災害発生の目安とされる1時間に50㍉以上の雨は1年間に200回から350回に増加した。地球温暖化や大気汚染が影響している。今後、激しい雨はさらに増えると考えている。
 大雨の際に警戒が必要なのが浸水被害だ。水圧は意外に強い。水深30㌢でドアが開かず、逃げられなくなる。車がアンダーパスで水没している映像をよく見る。タイヤの中心点の高さまで水に漬かると、動くことができない。危ないと思ったら回避してほしい。
 日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)による大雪も多くなっている。シベリアから吹き込む冷たい風が日本海上空で合流し、発達した雪雲になる現象で、2月に富山県内に大雪をもたらした。以前より日本海の海水温が高く、雪雲の発達を促す水蒸気の量が増えることから、来年も十分起こりうるだろう。
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