北日本四政経懇話会

高岡政経懇話会

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高岡政経懇話会4月例会

「高市一強政権」の現状と展望

【日時】令和8年4月22日(水)正午
【会場】ホテルニューオータニ高岡
【講師】後藤 謙次氏(政治ジャーナリスト、共同通信社客員論説委員)
【演題】「高市一強政権」の現状と展望
 高岡政経懇話会は22日、高岡市のホテルニューオータニ高岡で4月例会を開き、政治ジャーナリストで共同通信社客員論説委員の後藤謙次氏が「『高市一強政権』の現状と展望」と題して講演した。高い内閣支持率を維持する高市早苗政権だが、自民党内で派閥復活の動きが見られ、中東情勢や今後の国会運営次第で人気に陰りが見えれば「無派閥の首相の求心力は急降下しかねない」と指摘した。

 高市政権発足から半年がたち、内閣支持率は依然高い水準を保つ。ただ、自民党内の空気感は変わりつつある。影を潜めてきた派閥的な動きが再び始まった。参院の実力者である石井準一参院幹事長や、旧二階派の武田良太元総務相が新たなグループを立ち上げた。
 石井氏は昨年の総裁選で小林鷹之政調会長を支援した。小林氏は最近、中東への自衛隊派遣などを巡り首相とは違う意見を述べるなど「べったり」ではない。元々は二階派に所属したが、今回は武田氏のグループに参加せず、むしろ麻生太郎副総裁に近づいている。
 首相は来秋に党総裁の任期満了を迎えるが、自らの手が届かないところで党内に不穏な動きがあるのではないかと危惧している。3月の石川県知事選をはじめ、首長選で敗北が続くことにも危機感を募らせる。
 次のポイントは首相が7月の特別国会閉幕後に人事を行うかどうか。党執行部人事では、首相周辺や旧安部派から、萩生田光一幹事長代行の幹事長起用説が聞かれる。現幹事長は麻生氏の義弟の鈴木俊一氏だけに、難しい判断を迫られる。
 参院では少数与党の状況が続く。党内の一部からは、2028年の次期参院選で「衆参同日選」に踏み切るべきとの声も上がる。
 長期化する中東情勢の混乱や金融市場の動向が今後、政権にどうのしかかるかも不透明だ。盤石に見える高市政権だが、物価高や資材不足に伴い国民の不満が高まり、支持率が下がれば首相の求心力は弱まる。

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