北日本政経懇話会
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北日本政経懇話会総会・3月例会
「地球の歩き方 日本版ヒットの裏側 ~県版から市区版へ、狭小エリア成功の秘密~」

【日時】令和8年3月13日(金)正午~
【会場】オークスカナルパークホテル富山
【講師】新井 邦弘 氏(㈱地球の歩き方代表取締役社長)
【演題】「地球の歩き方 日本版ヒットの裏側 ~県版から市区版へ、狭小エリア成功の秘密~」
北日本政経懇話会の総会と3月例会は13日、富山市のオークスカナルパークホテル富山であり、地球の歩き方社長の新井邦弘氏が「地球の歩き方 日本版ヒットの裏側~県版から市区版へ、狭小エリア成功の秘密~」と題して講演した。コロナ禍で始めた日本版「地球の歩き方」の製作背景や反響、旅やガイドブックの役割について語った。
■旅が生む地域への誇り
1979年創刊の旅行ガイドブック「地球の歩き方」は40年以上にわたり発行を続けている。2020年のコロナ禍では海外取材ができなくなり、売り上げが落ち込んだ。その状況下で企画したのが、現在の事業の柱の一つである「地球の歩き方」国内版だ。
海外版と同様、歴史や文化を深く掘り下げる構成に加え、著名人が地元愛を語るコーナーを盛り込んだ。多摩地域、北九州市など狭小エリア版を展開。国内ガイドでは後発ながら、海外版で培った構成を生かした独自性が評価された。
驚いたのは海外版と異なり、国内版の購入者の多くが地元の人だったこと。自分たちの自然や食、文化がどう紹介されているのか確かめたいという好奇心と、地域への誇りが背景にある。ガイドブックを通じて地元愛が垣間見られた。
富山市はニューヨーク・タイムズ紙の「2025年に行くべき52カ所」に選ばれた。海産物や水、豊かな自然など潜在的な魅力は大きい。日本はインバウンドの富裕層向けの発信が弱いとされ、そこを強化すべきだ。富山版も、ぜひ刊行したい。
旅の価値は行動変容にある。ストレス耐性や問題解決力が育ち、人の優しさを知り、他国を「人」を通して理解できる。海外体験は地元を見つめ直す契機にもなる。
北日本四政経懇話会が11月に視察するインドは、ITなどの分野で発展が著しい。最先端の国の今を、特に若い人に見てもらいたい。
■事業計画を承認
例会に先立って総会を開き、2026年度事業計画を承認した。会長の蒲地北日本新聞社長があいさつした。役員改選もあり、新理事に下坂立正北陸電気工業社長が就いた。例会では、新入会員として山野昌道チューリップテレビ社長、中野太郎JTB富山支店長、小山輝司構造計画常務が紹介された。
4月例会は同月24日にANAクラウンプラザホテル富山であり、スポーツ文化評論家の玉木正之氏が「ミラノ冬季五輪・WBC・W杯等のビッグ・スポーツイベント大洪水のなかで誰も気づかない大切なこと」と題して講演する。問い合わせは北日本新聞社事業局、電話076(445)3369。

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