知事「県民との約束果たす」 四政経懇特別例会 県の発展 尽力誓う
北日本四政経懇話会は2月25日、富山市のホテルグランテラス富山で合同特別例会を開き、新田知事が2025年度当初予算案について講演した。昨秋の知事選で公約に掲げた施策100項目のうち、約8割を予算案に盛り込んだと説明し「スピード感を持って県民との約束を果たしていく」と述べた。懇親会は県内の政治、経済界のトップら180人が出席し、県の発展に尽力することを誓った。
知事は「県政運営と重点政策について『幸せ人口1000万人~ウェルビーイング先進地域、富山』を目指して」と題して講演した。25年度は能登半島地震の復旧・復興に最優先で取り組む考えを強調。県人口が100万人を切り、人口減に伴うさまざまな影響が懸念される中、県民の生活の質を保つための政策にも注力するとした。2期目に入り「裸の王様にならないよう、職員とのコミュニケーションに努める。かつて『民間仲間』だった皆さんにも、叱咤激励をお願いしたい」と呼びかけた。
北日本、高岡、となみ、にいかわの各政経懇話会の会員が出席した。懇親会ではにいかわ政経懇話会理事の水野達夫滑川市長の発声で乾杯した。北日本政経懇話会副会長の庵栄伸富山商工会議所会頭が中締めのあいさつをした。
出席者には県予算案や各政経懇話会の活動を記した「政懇ニュース」が配られた。懇親会で蒲地北日本新聞社長があいさつした。