北日本四政経懇話会

にいかわ政経懇話会

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にいかわ政経懇話会3月例会

なぜ台湾からインバウンドを始めると良いのか?12の理由

【日時】平成31年3月28日(木)正午~
【会場】ホテルグランミラージュ
【講師】大塚 順彦氏(インターバウンドカンパニー代表取締役)
【演題】なぜ台湾からインバウンドを始めると良いのか?12の理由
 にいかわ政経懇話会の総会と3月例会は28日、魚津市のホテルグランミラージュで開かれ、インターバウンドカンパニー代表取締役の大塚順彦氏が「なぜ台湾からインバウンドを始めると良いのか?12の理由」と題して講演した。大塚氏は台湾のインバウンド(訪日外国人客)需要を取り込むポイントを伝え、「台湾の人の目線でアピールすることが大切」と語った。

♢訪日客目線でアピールを
 台湾は、日本から見るとアジアの入り口に位置する。3千㍍以上の高山が多い。観光地は少なく、日本のような四季がない。日常生活の中に日本が根付いており、ブランド化している。日本食は人気だが、高価なものが多い。
 日本には、豊富な旅資源がある。まずは穏やかで美しい自然だ。桜・紅葉・雪は、三種の神器と言えるほど人気だ。富山では立山黒部アルペンルートの「雪の壁」が富士山に並ぶほど広く知られ、人気が高い。トロッコ電車など乗り物も魅力がある。食とセットでアピールするといい。
 台湾の人は、観光目的で日本を高い頻度で訪れている。格安航空会社(LCC)などの直行便が増え、リピーターが地方を訪れている。近年、団体旅行がじわじわ減り、個人旅行が増えてきた。
 8年くらい前から台湾で、無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」の接続に使う通信機器(ルーター)の販促に取り組んできた。ブロガーや大企業が広めてくれ、ヒット商品になった。効率よく観光PRするには、会員制交流サイト(SNS)や、ブロガーらによる「口コミメディア」がポイントとなるだろう。台湾と香港は文字が同じなので、香港にも発信できる。
 インバウンド施策は、台湾の人の目線でアピールすることが大事だ。周遊する人が多いので、広域連携も大切になる。日本で人気があるものを求めていて、日本人に歓迎されると喜ぶ。文字は簡体字でなく、繁体字を使っているので、注意してほしい。

 例会では、交代会員として大﨑正貴東都社長と若林智美日本海電業ITソリューション部チーフが紹介された。例会に先立って総会があり、会長の忠田北日本新聞社長があいさつし、2019年度の事業計画を承認した。

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