北日本四政経懇話会

高岡政経懇話会3月例会

これからの日本経済と地方企業の進むべき道

20190321_内外2_1版_   江上 剛氏D_S00600540G10100

【日時】平成31年3月20日(水)午後4時40分~
【会場】ホテルニューオータニ高岡
【講師】江上剛氏(作家)
【演題】これからの日本経済と地方企業の進むべき道
 イトーヨーカ堂やセブン-イレブン・ジャパンの創業者である伊藤雅俊氏は、企業にとって大事なのは「成長より生存」と言っている。成長は最大の安心材料だが、それに固執しているとアイデアがいびつになる。働く人の心身も疲れてくる。この難しい時代だからこそ、変化に柔軟に対応し、生き残らなければならない。それが結果として新たな成長につながる。
 生き残るため、時には何かを捨てなければならない。それが大事なものであってもだ。米国で見た「捨てる」の好事例を紹介したい。
 アマゾンが昨年オープンした無人コンビニは、客が商品を持って店の外に出るとAI(人工知能)で自動的に精算される。スマートフォンの専用アプリを持っている人だけが入店できる。アプリを持っていない人を捨てたことになる。その分、店の利用者層に合った商品を取りそろえ、成果を上げている。
 フロリダ州で約800店舗を展開するスーパー、パブリックスは効率を捨てた。一つのレジに2人の店員を配置し、買った商品を車に運んでくれるスタッフまでいる。行き届いたサービスと、買い物に楽しさを提供する姿勢が多くの支持を集めている。
 もうけのためだけの会社は早く廃れる。「売り手よし、買い手よし、世間よし」という日本の企業経営に息づいた精神が今、世界のスタンダードになっている。社会に必要とされてこそ、企業は存在意義がある。過去の成功体験や慣習を捨て、新しい価値を生み出すことで社会から求められる存在になれる。
 
 例会に先立って総会が開かれ、忠田北日本新聞社長があいさつした。例会後の懇親会では、顧問の高橋正樹高岡市長の発声で乾杯し、副会長の牧田和樹射水商工会議所会頭・牧田組社長が中締めした。

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